FORTUNEを読んでFORTUNEを得る!

はい、始まりました「FORTUNEを読んでFORTUNEを得る」コーナーです。

まずFORTUNEとは何か?という方もいらっしゃると思います。FORTUNEは有名な「億万長者番付」をやっている米国の英文雑誌です(雑)。

雑な説明ですね。引用します。

FORTUNEは、1930年に創刊された英文ビジネス誌です。世界恐慌に見舞われた経済状況のなか、「深い洞察と調査・分析にもとづく報道」を編集方針として創刊されました。 80年を経て、今や全世界で約410万人もの読者が愛読するまでに成長しました。

1983年からはアジア版を発行し、海外情報を強化。グローバル・ビジネスの各分野において、経営トップ・マネジメント層の大きな期待に応え続けています。

という雑誌です。FORTUNEは隔週で発行される雑誌なので月2回発行ですね。自分が入手したのはちょっと古いのですが8月1日発行のものです。フィリピンには入ってくるのが遅いのでしょうか?首都マニラ辺りだとまた違うのかもしれませんがセブの本屋は週1で行きましたが、ずっと同じ号しか置いてなかったですね。TimeもFORTUNEも。

初の取り組みたい記事は日本の記事をチョイスしてみました。

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LAND OF RISING RETURNSということで日本の特集が組まれていました。これ解釈としてはLAND OF THE RISING SUN,日出づる国(日本)をもじっているんでしょうか?この場合のreturnはどう解釈すべきか。回復とかそういう感じでしょうかね?不景気からの脱却とかそんな文章なので。

この文章では日本における企業への考え方。企業が誰に帰属するのか、またその資本はどこから来ているのかという意識が国際的にみて低く、資本の収益率(ROE, Return On Equity)が低いという日本企業の問題点が指摘されています。

しかし、そのROEもまだまだ国際平均には届かないものの改善傾向にあり、その要因が安倍政権主導のアベノミクスであると指摘している内容です。

日本企業では株主こそが企業の究極的な所有者であるという欧米では当たり前であろう考え方が日本にはまだまだ薄いと。それと関連して、株主の出資している資本が株主に帰属するという意識も低いと指摘しています。そうするとどうなるのか。

欧米では株主が資本を出資し、企業は株主のものであるという考え方が一般的なので、株主の利益が生まれるように経営努力をします。株主にとって魅力的な企業(配当が多いとか成長し続ける等)になればなるほど、株主からの融資は増え円滑に、そして大胆な経営を行うことができます。結果として、ROEが大体15%という数値になるわけです。

一方で日本ではその意識が低いため、株主へ利益を還元しよう!という意識も低いわけです。皆さんも知っているかと思いますが、日本の企業は保守的な企業が多いです。そしてリーマン・ショックによる不況などで更に保守的になってしまいました。すると企業は次に大きな不況が来ても耐えられるように内部留保をため込みます。配当金という形で株主に利益を還元するのではなく、不安要素に備えるための備蓄に利益を回しているんですね。そのため、ROEも低くなると。内部留保は必要なものではあります。流動性が高く、自分達の判断のみで動かすことができる資金であるので、迅速な投資が可能になる等のメリットもあります。日本の企業は新規投資も多くはないので更に非難が高まっているのでしょう。

Office Lens 20150906-215021

そういった状況が変化し始め、経営者の思考がdefensive→offensiveになったきっかけとして安倍政権が行った

スチュワードシップコードコーポレートガバナンスコードの策定にある、と金融庁内閣府大臣政務官である越智 隆雄(おち たかお)氏が説明したとあります。

面倒なので引用します(野村證券用語説明より引用)

スチュワード(steward)とは執事、財産管理人の意味を持つ英語。スチュワードシップコードは、金融機関による投資先企業の経営監視などコーポレート・ガバナンス(企業統治)への取り組みが不十分であったことが、リーマン・ショックによる金融危機を深刻化させたとの反省に立ち、英国で2010年に金融機関を中心とした機関投資家のあるべき姿を規定したガイダンス(解釈指針)のこと。

投資先企業の企業価値を向上し、受益者のリターンを最大化する狙いの下、機関投資家は(1)受託者責任の果たし方の方針公表、(2)利益相反の管理に関する方針公表、(3)投資先企業の経営モニタリング、(4)受託者活動強化のタイミングと方法のガイドラインの設定、(5)他の投資家との協働、(6)議決権行使の方針と行使結果の公表、(7)受託者行動と議決権行使活動の定期的報告、を行うべきとする7つの原則で構成されている。

法的拘束力に縛られない自主規制であるが、コンプライ・オア・エクスプレイン(Comply or Explain)として、各原則を順守するか、順守しないのであればその理由を説明するよう求めている点が特徴となっている。

スチュワードシップコードは投資する側に対しての取り決めであり、投資される側にはコーポレートガバナンスコードが適用されます。

コーポレートガバナンスコード(同じく野村證券より引用)

2013年に日本政府が閣議決定した「日本再興戦略(Japan is Back)」及び2014年の改定版で、成長戦略として掲げた3つのアクションプランの一つ「日本産業再興プラン」の具体的施策である「コーポレートガバナンス(企業統治)」の強化を官民挙げて実行する上での規範。「コード」は規則を意味するが、細則の規定集ではなく原則を示したもの。2015年6月から適用されている。

本コードは大きく5つの基本原則で構成され、(1)株主の権利・平等性の確保、(2)株主以外のステークホルダーとの適切な協働、(3)適切な情報開示と透明性の確保、(4)取締役会等の責務、(5)株主の対話、に関する指針が示されている。

「日本版スチュワードシップ・コード」が機関投資家や投資信託の運用会社、年金基金などの責任原則であるのに対し、本コードは上場企業に適用される。両コードともに法的拘束力は無いが、「コンプライ・オア・エクスプレイン(Comply or Explain)」の精神の下、原則を実施するか、さもなければ実施しない理由を説明するか求めている。

本コードの策定を受け、東京証券取引所は上場制度を一部見直し、同様に2015年6月から制度改正が適用となっている。従来からあるコーポレートガバナンス報告書に本コードの実施に関する情報開示を義務付け、実施しない場合はその理由の明記が必要。政策保有株(持ち合い株)に関する方針や取締役会に関する開示などが中心であり、会社の持続的成長・中長期的企業価値向上に寄与する独立社外取締役を2名以上選任することも新たな上場制度に盛り込まれた。

というものです。ともに法的拘束力はありませんが、これらに則らない場合は説明しろとなっています。まぁ拘束力が無いので守らなくても良いのですが、株主は不信感を覚えるでしょうね。すると投資されなくなっていくという循環に陥ってしまうため、ほぼ拘束力があるというような状態だと思います。別に守らなくても法的に罰せられるなんてことは無いんですがね。

こういった内と外からの取り組みはinvigorateな企業に対して素晴らしいものであり、洗練されたメカニズムであると、日本取引所グループ取締役兼代表執行役最高経営責任者(CEO)である清田瞭氏が称賛したとあります。この清田氏は「子供を産んだら子供1人当たり毎月10万円を20歳になるまで支給し経済的な負担を軽減する」という大胆な提案をして一時期話題になりましたね。

日本の有名企業がこれら原則に批准(表現あってるかな)し、受け身だった姿勢が変化してきているとあります。新しい傾向として外国人投資家にたいしてreceptivenessを示し始めたと。なんて訳せば良いでしょうか?理解を示し始めただとまた違うかな・・・

その結果SONYやファナックといった企業は配当金を2倍にするとしたそうです。こういった一連の動きによって日本企業も株主に対しての意識が変化し始めたと言うことを表しているのではないでしょうか。SONY等の大企業が行動で示したことで、今後は更に多くの企業が追従していくことが予想されますね。

こういった影響で日本のROEは5%から8.5%へ上昇したそうです。財務・経営において絶対の指標はありませんが、収益性の指標として利用されることの多いROEが高まることは悪いことではありませんね。もちろん、ROEだけを上げるために経営判断をしていくというのもよくありませんが・・・


以上雑なまとめでした。間違っているところは指摘をお願いします。幸運なことに、このROEだのスチュワードシップコードだのは大学の授業で勉強したところだったので、まだ理解できたのですが。。。難しいですね。

FORTUNEではなく、就活生らしく日経でも読んだ方が良いのでしょうか。とりあえず周りが読んでるからじゃなくて、自分に必要だからと感じたら読もうかと思います。

こんな感じで進めていこうかと思いますが、いかがでしょう。もしご意見、ご感想があればコメントへよろしくお願いします。

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